遠赤外線
従来から良く知られている遠赤外線は、透過性と浸透性はありません。
しかし物質や生体の表面で少し吸収されて、物質の温度を上昇させたり、植
物の成長を促進させたりしますので、育成光線といわれています。
又、遠赤外線は、相手の組織を壊さずにやさしく物質に作用します。例えば
海苔を乾燥させるとき、高熱で乾燥させると、葉緑素が熱で破壊されて黒み、
香りもなくなります。しかし、遠赤外線の場合、組織が壊れないので緑あざ
やかで香りたかい海苔が出来上がります。観葉植物でも同じ事がいえ、遠赤
外線にあたることによって、植物の青々とした緑色が維持されます。
そして、わたしたち人間にも有効に作用します。
身体の組織を破壊せず細胞を活性化するので、現在は暖房、乾燥、健康、医
療、美容、保温などに使われています。効果の例として、冷え性の体質の改
善、リウマチなど関節痛の軽減、血液循環障害からの回復があげられます。
疲労の回復が促進される、とも伝えられています。
上の画像はカイワレ大根の種を使って2日間の発芽試験の結果です。
左のトレーはFORESTA製品を敷いています。右のトレーは何もしてい
ない状態です。これが遠赤外線の育成光線の効果です。